さりげなくアロマティーク

ソムリエでアロマブレンドデザイナーの黒猫ばろきちの母が「香り」にまつわる話などをしていきたいと思います。

気分も運気も上がる大人のアロマバス

ばろきちです。

 

いよいよ今年も残り2ヶ月となりましたにゃ。

年末が近づいてくると思うだけで、なんだか気忙しくなってしまいますね。

せめてお風呂の時間だけはゆったりと過ごしたいものですね。

そこで今回は、精油を使ったアロマバスについてご紹介したいと思います。

 

 

アロマバスとは?

エッセンシャルオイル(精油)を湯を張ったバスタブに入れて全身または身体の一部を浸けることで、アロマテラピーではこういった方法を沐浴法と言います。
全身浴、半身浴とでは、精油の量や入浴時間を調整しましょう。
なお、精油そのものは脂溶性ですから、そのままではお湯には溶けません。
天然塩、植物油などとよく混ぜて使用します。 

簡単バスオイルの作り方

キャリアオイル少量と精油数滴を混ぜたものを湯船に入れるだけで、快適アロマバスが楽しめます。湯船からの蒸気で芳香成分を呼吸から取り込みながら、皮膚からも微量の香り成分が吸収されます。保湿効果があり、スキンケアにもよいですよ。

用意するもの

目的や好みに応じた精油1~2、3種類を合計5滴程度(1回分)
キャリアオイル5ml(1回分)
オリーブオイル、ホホバオイル、マカデミアナッツオイル、スイートアーモンドオイル等

 

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使い方

キャリアオイルに精油を入れよく混ぜ合わせ、湯を張ったバスタブに入れる。
湯をよくかき混ぜる。 

全身浴

1.精油合計1~5滴を混ぜたバスオイルを入れ、湯をよくかき混ぜる。
2.肩まで浸かって入浴する。

半身浴

1.浴槽にぬるめの湯を浅めに張り、精油合計1~3滴を混ぜたバスオイルを入れ、湯をよくかき混ぜる。

2.みぞおちまで浸かるように入浴する。
 上半身は濡らさずに、肩に乾いたタオルをかけて保温すると良いです。
*半身浴は、心臓などの循環器への負担が少なく、長時間湯に浸かることができ、全身を温めるのに効果的です。

アロマバスのおすすめ精油

アロマバスに使用するのにおすすめな精油の中から、いくつかご紹介してみます。
自分の好みで選んだ精油は、その時の自分に必要な香りなのかもしれません。

ラベンダー

皮膚刺激も少なく安全性が高いということからも扱いやすい精油です。
また、他の精油とのブレンドもしやすい点もおすすめです。
鎮静作用、安眠効果で有名ですが、思考が強すぎたり、荷を背負いすぎているような方、不安や焦りでいっぱいな方の心理的なケアに良いです。思考をクリアにしてくれる浄化の香りです。

ゼラニウム

ほのかに甘くローズに似た優しい香りの精油です。
緊張や不安感を静め、心身のバランスを回復させてくれます。
女性特有の悩みに良いと思われていますが、女性ホルモンだけではなく、男性ホルモンも活性するので、中年期以降の男性にもおすすめです。
*妊娠中は控えましょう。

ジュニパー

浄化の精油と言われ、心身の不要なエネルギー、ネガティブな状態を浄化してくれます。
人や場の悪い気を受けてしまったと感じた時や、自分のエネルギーを保護したい時に使うと良いです。
身体への作用として、解毒作用、利尿作用、血液の浄化作用、関節炎やリウマチ症状の緩和など。
*妊娠中は控えましょう。
*腎臓病の方は使用を控えましょう。

オレンジスイート

明るく楽しいイメージを持つオレンジの香りは、仕事や人間関係に疲れている時などの気分転換にぴったりな精油です。
緊張とストレスを解放し、ネガティブな思考をシンプルで楽観的な思考に導いてくれる香りです。
身体への作用としては、胃腸や自律神経の不調の改善効果、鎮静作用、身体を温める効果など。また、肌への作用としては、コラーゲンの形成促進作用、保湿作用などがあります。
*皮膚刺激がありますので、濃度には注意が必要です。

 

精油を安全に使うために注意すること

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものである。
 AEAJによる精油の定義より

「アロマオイル」などの商品名となっているものには、100%植物から抽出された精油とは異なる類似品もあるので注意が必要です。

・3歳未満の小さなお子様には使用しないでください。
・敏感肌の方は、精油の量は少なめに試しながら使用してみましょう。
・妊娠中の方は注意が必要です。事前に医師や専門家に相談しましょう。
・高齢者や既往症のある方は、事前に医師や専門家に相談しましょう。
・精油の保管については、直射日光の当たらない温度変化の少ない冷暗所、お子様やペットの手の届かない所に保管しましょう。

こんな使い方もあります

天然塩や重曹、牛乳、ハチミツなど身近なものを使ってオリジナルの入浴剤が作れます。

バスソルト

全身浴で1回分の目安として、精油を1~5滴、天然塩を大さじ2の割合でよく混ぜ合わせ、湯を張った浴槽に入れ、全体をよくかき混ぜて入浴します。
血行を良くし、発汗作用がありますから寒い季節には特におすすめです。
ネガティヴなエネルギーの浄化、デトックス効果も期待できそうですね。

 

さいごに

バスタイムをより楽しくする簡単で安心安全なアロマの使い方をご紹介しました。
湯に浸かる入浴の効果だけでも、リラクゼーション効果、温熱効果はありますが、精油が加わることで、さらに心身をリラックスさせ、不調の改善効果が期待できるものです。
何といっても、バスルームに広がる華やかな香りがゴージャスな気分にさせてくれるのが良いですね。

好きな香りに包まれ芯からリラックスした中でなら、古いネガティヴな記憶も簡単に書き換えられてしまいそうです。

自分をちょっと幸せにするのは、そんなに難しいことじゃにゃい。。

「今ここ」の幸せな瞬間を堪能すればいいだけ。

 

ばろきち親子は今日も元気です。
では、またにゃ。