さりげなくアロマティーク

ソムリエでアロマブレンドデザイナーの黒猫ばろきちの母が「香り」にまつわる話などをしていきたいと思います。

さぼってるんじゃないの低気圧のせいなのメランコリーな気分の正体は気象病!?

ばろきちです。

 

秋って言うと、どこかセンチメンタルな気分ににゃりますなぁ。。

 

ヒトも植物も、何かの種が成長して実を結んで大きくなって

植物は収穫の時期を迎え

ヒトもまた、きっとその人でしかありえない、

その人らしい何かが、ぼんやりと見えてくる感じがするこの季節が、

にゃんとなく嬉しいような切ないような不思議な気分になるのです。

 

ようやくエアコンなしでも眠れるようになってきたと思ったらまた暑さがぶり返し、凄い台風やゲリラ豪雨と、このところなんだか神経が休まる暇がありませんでしたね。

気分は落ち込み、気力が低下気味の今日この頃でしたが。。

 

なぜか毎年この時期になると、体調がすぐれないことが多い気がします。

季節の変わり目だから、しょうがないのでしょうか?

 

なんだか眠いしだるいし、やる気がにゃい。。。

 

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どんなときに不調を感じるかというと

やっぱり天気が悪い日、雨が降りそうな時に多いと気づきます。

台風も起きやすい時期だから尚更でしょうか?

 

頭痛やめまい、腰痛など、なぜか雨が降る前にはひどくなるという方は多いかと思います。

昔から、天候と体調は関連付けられてはいましたが、近年ようやく日本でもこういう症状を『気象病』として認知されるようになってきたのだそう。

 

気象病とは

 

気象病とは、気圧・気温・湿度などの気象変化に伴って起こる様々な不調のこと。

季節の変わり目の寒暖差や、梅雨や秋雨といった雨が多い時期には、頭痛、めまい、動悸、腰やひざ等の関節痛、肩や首のこり、気管支ぜんそく、うつや不安症など様々な症状を訴える人が多くなるようです。

 

特に今頃の時期は台風が接近することも多く、気圧の変化が激しいので、症状が強く出る人が多いのかもしれません。
なんだかやる気がしない、意欲の低下なども症状の一つでもあるようですね。

 

ばろきち母の場合も、雨が降る前には頭が痛くなったり、腰が痛くなったり、やる気がないわけじゃないけど、何もできない感じになってしまうことがよくあります。

 

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さぼってるんじゃないの。

だってなんだかクラクラしちゃうから。 (-_-;)

 

どんなときに症状がでる?

近年の異常気象によって、原因不明の体調不良を訴える人は年々増加し続けています。症状が出やすい時期は、低気圧が定期的に通過する春や秋、梅雨時、台風が多い晩夏から秋にかけてといわれています。

 

また、低気圧とはまったく関係なく気象病のような症状があらわれることがあり、高層ビルのエレベーターで一気に最上階まで上がった時や飛行機の離着陸時など、気圧の変化が激しい時に症状が出る場合があるようです。

 

原因と考えられるのは?

『耳』が敏感な人がなりやすいのではないかと考えられています。

鼓膜の奥にある器官の『内耳』に気圧を感じるセンサーのようなものがあって、ここで感じた気圧変化の情報が脳へ伝わり、自律神経を活性化させているのだそう。

 

この内耳が敏感すぎると、少しの気圧の変化で過剰に脳に情報が伝わり、交感神経・副交感神経が過剰に活性化されてしまうことで起きる症状なのです。

交感神経が活発になれば痛みを感じ、副交感神経が活発になると、だるくなったり眠くなったりといったことがおこりやすくなります。

 

気象病の症状に悩んでいる人には、乗り物酔いをしやすい人も多いようです。
乗り物酔いをしやすい人は、内耳が揺れに敏感だからです。
気象病も、気圧を感知する内耳が気圧の変化という揺れに敏感なために起こるのではないかと考えられています。

 

気象病専門外来では、抗めまい薬や酔い止めの薬を処方されると聞きます。
酔い止めの薬は、平衡感覚を司る内耳の前庭に働き、前庭は気圧センサーの働きもしているため効果が期待できるのだそう。

 

気象病を予防・改善する方法

時間もお金もかからず、誰もが日常で簡単にできる予防や改善のための方法として、耳のマッサージがおすすめです。

耳の血流を良くするマッサージは、医療機関でも指導されており、内耳の気圧センサーや自律神経を整えるために効果的です。

 

耳をケアしよう

いつでもどこでもできる!
簡単な耳マッサージをご紹介します。

 

1.両耳の中央をそれぞれ軽くつまみ、上下横に5秒ずつ引っ張る。

2.両耳を軽く引っ張りながら、後方へゆっくり回す。(5回ほど)

3.両耳をそれぞれ包むように内側へ折り曲げ5秒間キープする。

4.両耳をそれぞれ掌で覆い、ゆっくり円を描くように後方へ5回まわす。

 

1日3回程度を目安にすると良いでしょう。

習慣にして耳周りの血流を良くすることで、症状の改善に効果が期待できます。
お風呂でも、湯船に浸かりながらやってみるとよさそうですね。

 

自律神経とは

自律神経とは、自分の意志ではコントロールできない無意識のうちに行われるもので、交感神経と副交感神経の2種類の神経の総称です。
簡単に言うと交感神経は日中、体が活発に活動する時に優位に働く「昼の神経」、副交感神経は日が暮れて体が休息状態にリラックスした時に優位に働く「夜の神経」です。

 

呼吸や体温の調節、心臓の心拍、血圧、発汗、排尿、内臓の働きなどをコントロールし、私たちが生命維持をする上で欠かせない役割を担っているのです。
交感神経と副交感神経のどちらか一方が優位になりすぎると、様々な心身の不調が現れてくるのですね。

そこで、自律神経のバランスをを整える方法の一つとしての、呼吸法をおすすめします。

 

胸式呼吸と腹式呼吸

私たちは生きるために呼吸をしています。

ヒトは1日に約3万回の呼吸をしていると言われていますが、呼吸の仕方を意識することで、簡単に自律神経のバランスを整える効果が期待できるのです。

 

呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸とがあります。

ストレスの多い社会を生きる私たちの呼吸は、「胸式呼吸」という浅く短い呼吸になることが多く、交感神経が優位になりがちです。

 

一方、「腹式呼吸」は、鼻で空気を吸い込みながらお腹を膨らませ、口でゆっくりと息を吐きだしながらお腹をへこませるという呼吸法です。

腹式呼吸では、吐く息に意識が向かうため自然と呼吸のリズムがゆっくりとなり、副交感神経が優位に働き、リラックスできるというわけですね。

 

正しく呼吸ができていると、酸素が全身の細胞にしっかり届くため新陳代謝が活発になり、血流や胃腸の働き等も整い全身の巡りが良くなります。

  

不眠の改善にもカモミールティー

就寝前のひととき、温かいハーブティーをいただきながら、その日の自分をただ認める時間を持つのも良いかもしれませんね。

 

眠る前におすすめなのは、やはりカモミールティーですね。

不安や緊張を和らげ、不眠症状の改善にも効果があると言われています。

カモミールという名前は、「地面のリンゴ」というギリシャ語が由来で、リンゴを思わす、ほのかな甘くやさしい香りが特徴的です。

心身の緊張を包み込んでくれるような、やすらぎの香り。

インナーチャイルドを癒すヒーリング効果もありますよ。

 

今夜は十五夜。

月を愛でる夜。

カモミールティーをゆっくり味わうのもよろしいかと思いますにゃん。。